「レビュー」「おすすめ」「便利グッズ」。
この3つのカテゴリーが並んでいるブログで、買ってよかった椅子の記事を探すとしたら、あなたはどこを開きますか。
どこにも入りそうですよね。書く側も毎回迷って、とりあえず全部にチェックを入れる。これでは、カテゴリーを増やした意味がありません。
ブログのカテゴリーは、書いたものを後から押し込む箱ではなく、読者が記事を選ぶための入口です。
私はブログを見るとき、タイトルや記事の内容と一緒に、カテゴリーの並びも確認します。誰に何を届けるブログなのかが、ここにも表れるからです。
まずは、同じ読者が探す内容を少数の大きなまとまりに分ける。その中で探しにくくなった部分だけ、子カテゴリーへ分ける。この順番なら、最初から複雑な階層を作る必要はありません。
この記事では、カテゴリー名の決め方から、分類に迷う記事の振り分け、増やす・まとめる判断、WordPressでの整理手順まで説明します。すでに運営している方は、途中のURL確認を飛ばさずに進めてください。
ブログのカテゴリーは「何個か」より「どこを開けばよいか」で決める
カテゴリーの数を先に決めてしまうと、足りない枠を埋めるために不要なテーマを追加したり、別の内容を無理に一つへまとめたりします。
必要なのは、見栄えの整った分類表ではありません。読者が欲しい記事へたどり着ける分類です。

大カテゴリー5つ程度は、私の設計上の目安
私が長く運営するブログを考えるときは、大カテゴリーを5つ程度までにすると、良い意味でテーマを絞りやすいと考えています。初期20記事なら、もっと少なくても構いません。
ただし、これは私の設計上の目安です。「Googleは5つのカテゴリーを評価する」というルールではありませんし、6つになった途端に悪くなるわけでもありません。
たとえば記事案を並べた結果、読者の疑問が3つのまとまりに収まるなら、まずは3つで始めます。逆に5つへ分けても毎回同じ記事が複数に当てはまるなら、数ではなく分け方を見直す必要があります。
目安は迷いを減らすために使うものです。数字を守ることが目的になったら、また読者を置き去りにしてしまいます。
カテゴリー名だけで、中の記事を想像できるか
先ほどの「レビュー」「おすすめ」「便利グッズ」は、記事の形式、著者の評価、商品の種類が混ざっています。分類の基準が揃っていないため、椅子の使用感を書けば全部に当てはまります。
キャンプ用品を扱うなら、「寝具」「椅子・テーブル」「照明」のように、同じ基準で分けた方が探しやすくなります。もちろん、これは用品を探す読者に向けた例です。キャンプ場選びが中心のブログなら、別の入口が必要でしょう。
カテゴリー名に個性を出す前に、初めて来た人が意味を理解できるかを確認してください。「私のお気に入り」では何が入っているのか分かりません。「夫婦で使うキャンプ用品」なら、少なくとも対象と内容が伝わります。
運営者にしか分からない分類は、読者にとっては分類されていないのと同じです。
カテゴリー・タグ・まとめ記事を使い分ける
カテゴリーは、大きなテーマごとに記事を分けるために使います。タグは、その分類をまたいで共通する特徴を拾いたいときの補助です。カテゴリーの親子関係と違い、タグには階層がありません。
一方、まとめ記事は「この順番で読むと分かりやすい」「この条件の人はこちら」と、文章で案内できるページです。カテゴリー一覧が公開順に記事を並べていても、初心者が読む順番まで整っているとは限りません。
たとえば「快適な道具」のカテゴリー内に寝具や照明の記事がある。その中から、初めて夫婦でキャンプへ行く人に必要なものを選んで解説するのがまとめ記事、という分担です。
分類の曖昧さをタグの大量追加で解決しようとすると、管理対象が増えるだけです。タグの判断はブログのタグとカテゴリーの違いで詳しく整理しています。まずはカテゴリーだけで大きな行き先が分かる状態を作りましょう。
カテゴリー案を作る前に、読者と記事案を並べる
WordPressの「新規カテゴリーを追加」を押すのは、まだ後です。
名前だけ先に作ると、後からその名前に合わせて記事を書こうとしてしまいます。先に、誰が何を探すブログなのかと、実際に扱う記事を確認してください。
「何について書くか」だけでなく「誰が何を選ぶか」を決める
私が設計した綺麗めキャンプのブログは、単なるキャンプ全般のブログではありません。夫婦で行くことが多い女性の経験と、綺麗で快適なキャンプを求める気持ちをもとに方向を絞りました。
この前提があると、キャンプ場なら設備の清潔さや過ごしやすさ、道具なら快適に使えるかが重要になります。同じキャンプでも、本格的なサバイバル技術を求める人とは、必要な記事が違います。
カテゴリーを決める前に、「誰が、何を選べるようになるブログか」を一文で書いてください。「キャンプの情報を書く」では広すぎます。「夫婦で綺麗で快適なキャンプを楽しみたい人が、場所と準備を選べるブログ」なら、分類する基準を作れます。
ジャンルそのものが決まっていない場合は、カテゴリー名を考え続けても決まりません。ブログ全体の設計図の作り方へ戻り、読者と扱う範囲から整理した方が早いです。
記事タイトルと「読み終えた人ができること」をセットにする
記事案は、キーワードだけの一覧にしない方が分類しやすくなります。隣に、その記事を読んだ人が何を判断できるのかを書きます。
「キャンプ 椅子」だけでは、選び方なのか、商品レビューなのか、手入れの方法なのか分かりません。「夫婦でゆっくり座る椅子を、高さと収納性から選べる」と書けば、道具選びの記事だと判断できます。
既存ブログなら、公開済みの記事でも同じ作業をします。タイトルだけでは迷うものは、冒頭と結論まで読んで確認してください。タイトルが「雨の日のキャンプ」でも、答えがキャンプ場選びなのか、持ち物なのかによって分類先は変わります。
全部の記事を完璧に整理するまで止まる必要はありません。新規なら最初に書く記事案、既存なら分類に困っているまとまりから着手すると、基準を具体化しやすくなります。
同じ読者が続けて知りたい記事をまとめる
私は初期20記事を考えるとき、記事同士で適切に内部リンクを張れる状態を重視しています。20本がそれぞれ別の方向を向いているより、一つの疑問を解決した人が次へ進める方がよいからです。
カテゴリーを作る際も、「似た単語があるから同じ」だけでなく、同じ人が続けて読む理由があるかを考えます。綺麗なキャンプ場の選び方と、水回りの確認ポイントはまとまりやすいでしょう。
一方、同じキャンプという言葉が入っていても、競技的な野外技術や大人数向けイベント運営は、今回の読者から離れます。それを一記事書くためにカテゴリーを増やす必要はありません。
書けるものを全部採用するのではなく、このブログで必要な記事を選ぶ。カテゴリー設計は、その判断も含めた作業です。
実例の考え方から作る、カテゴリーと記事の分類表
ここからは、綺麗めキャンプの設計意図を使って、分類の例を作ります。以下のカテゴリー名や記事案は説明用で、実際のお客様のサイトの採用内容をそのまま再現したものではありません。
最初は「キャンプ場を選ぶ」「快適な道具」「夫婦の準備と過ごし方」の3つを仮置きします。この3つが正解なのではなく、記事を入れてみて境界を確かめるための出発点です。

まずは仮の分類へ記事を振り分ける
次の表のように、カテゴリー名と記事の結論を対応させます。同じ「雨」「椅子」「夫婦」という言葉が出てきても、読者が最後に選ぶものを基準にします。
| 記事案 | 読後にできる判断 | 仮のカテゴリー |
|---|---|---|
| 水回りが綺麗なキャンプ場の確認ポイント | 予約前に設備を確認し、場所を選ぶ | キャンプ場を選ぶ |
| 雨でも過ごしやすいキャンプ場の選び方 | 屋根や動線から候補を絞る | キャンプ場を選ぶ |
| 夫婦で使う椅子の高さと収納性の比較 | 過ごし方に合う椅子を選ぶ | 快適な道具 |
| 寒がりな人の寝具選び | 条件に合う寝具を選ぶ | 快適な道具 |
| 出発前に夫婦で決める役割分担 | 当日の準備の分担を決める | 夫婦の準備と過ごし方 |
| 雨予報の日に予定を変える判断 | 続行・変更を相談して決める | 夫婦の準備と過ごし方 |
ここで「雨」というカテゴリーを別に追加すると、キャンプ場、道具、予定の判断と分類軸が交差します。雨に関する情報を横断して見せたいなら、必要に応じてまとめ記事やタグで案内する方が分かりやすい場合があります。
分類表を作る価値は、きれいな一覧ができることではありません。「この記事で読者が決めるのは何か」が曖昧な記事を発見できることです。置き場所が決まらないときは、記事の目的も見直してください。
各カテゴリーに「入れるもの・入れないもの」を一文で書く
分類を続けるうえでは、カテゴリー名だけでなく境界のメモが役立ちます。
たとえば「快適な道具」は、「キャンプで使う物の選び方、使い心地、手入れを扱う。場所選びや夫婦の役割分担は含めない」としておきます。
「夫婦の準備と過ごし方」は、「二人の相談、準備の進め方、現地での過ごし方を扱う。個別商品の比較は道具へ入れる」とします。これなら、二人用の椅子という言葉だけで後者へ入れる迷いを減らせます。
この境界文は読者へそのまま見せなくても構いません。自分やAIが記事を分類するときの判断用です。新しい記事を足すたびに基準が変わる状態を避けるために残します。
子カテゴリーは、親の中で探しにくくなってから考える
「快適な道具」の中で、椅子、寝具、照明の情報がそれぞれまとまり、一覧から探すのが大変になってきたら、子カテゴリーを検討します。
最初から「道具→寝具→寝袋→季節→価格帯」と階層を重ねる必要はありません。記事がほとんどない枝ばかりできても、読者は何度も選び直すことになります。
私の考えでは、初期の記事数が少ない段階は大カテゴリーを少数にし、必要になったところへ小カテゴリーを作る方が扱いやすいです。WordPressでは親子関係を設定できますが、設定できる深さまで細かくする必要はありません。
親カテゴリーを開くと子に属する記事も含めて一覧表示されるのが標準的な動きです。ただし、テーマや表示方法で見え方は変わるため、階層を作ったら実際のページも確認してください。WordPress公式のカテゴリー画面の説明でも、親子関係と一覧の動きが案内されています。
どこへ入れるか迷う記事、カテゴリーが増えすぎた場合の判断
分類は、すべての例外をゼロにするための作業ではありません。例外が出たときに、何を見て決めるかを揃える作業です。
迷うたびに新しいカテゴリーを作ると、記事数と同じ勢いでカテゴリーが増えてしまいます。

一記事の中心となるカテゴリーを決める
WordPressでは一記事に複数のカテゴリーを付けられます。そのため、一つ以外を選ぶとSEO違反になる、といった話ではありません。
ただ、運営のルールとしては、まず中心となるカテゴリーを一つ決めると整理しやすくなります。本文に出てくる話題を全部チェックするのではなく、その記事が一番詳しく解決している疑問を見ます。
椅子の比較記事に「夫婦で使いました」という体験があっても、中心の答えが椅子選びなら道具のカテゴリーです。夫婦の準備のページからも読ませたい場合は、そこで適切な説明を添えて記事へリンクできます。
これは、プラグインの「メインカテゴリー」設定を必ず使うという意味ではありません。分類するときの自分の基準です。複数へ付ける必要がある場合も、各一覧でその記事が並ぶ理由を説明できるようにしましょう。
増やすのは「違う探し方が必要になった」とき
カテゴリー内の記事が増えたという理由だけで、機械的に分割する必要はありません。記事が多くても同じ目的で探せるなら、そのままでよい場合があります。
分ける候補になるのは、違う目的の読者が同じ一覧を何度も探し回る状態です。道具の中で寝具を探す人に照明の記事ばかりが並ぶなら、寝具への入口を用意する意味があります。
逆に、一記事だけ入る「今年買った物」「週末に試した物」を増やしても、商品の探しやすさは改善しません。分類を変えず、まとめ記事から案内する方法もあります。
新しいカテゴリーを作る前に、「誰が何を探すために使うか」「今ある記事と今後書く記事がまとまるか」の両方を説明してください。説明できなければ、まだ独立させなくてよいでしょう。
まとめるのは、境界を説明できなくなったとき
「おすすめ道具」と「便利な道具」の違いを説明できず、同じ記事が並んでいるなら、統合を考えます。まずは名称を具体化するだけで済むのか、所属記事もまとめる必要があるのかを分けてください。
記事が少ないカテゴリーでも、これから扱うテーマがはっきりしているなら、少ないという理由だけで消す必要はありません。一方、今後も追加せず、近いカテゴリーに自然に収まるなら、独立した入口として残す意味は薄くなります。

| 今の状態 | 判断の方向 | 先に確かめること |
|---|---|---|
| 同じ目的の記事がまとまり、目的の記事を探せる | 維持する | 数だけを理由に分割していないか |
| 一覧に別の目的の記事群が混ざり、探しにくい | 子カテゴリーなどで分ける | 分けた後も各入口に読む意味があるか |
| 二つのカテゴリーの説明も記事もほぼ同じ | 名称の見直し、または統合 | 残す側のURLと案内先が適切か |
| 少数だが今後の記事案が明確にある | 育てる | 実際にその読者向けの記事を追加するか |
| どこにも合わず、ブログの読者からも離れる | 今回の整理では保留する | 別テーマの記事を無理に混ぜていないか |
保留は、すぐに記事を削除するという意味ではありません。読者、アクセス、外部からのリンクなどを確認して、記事自体の扱いは別に判断します。カテゴリーの掃除と記事の削除を、一度の作業にまとめない方が確認しやすくなります。
既存ブログは、カテゴリーだけでなく記事の方向も確認する
カテゴリー名を整えれば、どんなブログでも収益化しやすくなるわけではありません。中の記事がそれぞれ別の読者へ向いていれば、看板だけ変えても中身は変わりません。
私が指導したゴルフブログでは、幅広く書く状態から、アクセスが集まっていた女子プロ関連へ方向を絞ったことがあります。カテゴリーを整理し、関係のない記事の扱いを見直し、女子プロ関連記事を内部リンクでつなぎました。
その全体改修後、アクセスは約6倍になり、ほとんどなかった収益も継続して得られるようになりました。
ここで見てほしいのは、カテゴリーの設定変更だけで6倍になったわけではない、という点です。読者が反応していたテーマを選び、ブログ全体を同じ方向へ揃えた改善でした。
すでに記事があるなら、分類表にアクセスのある記事や問い合わせにつながる記事もメモしてみてください。どのまとまりに反応があるか、どこに自分の経験を追加できるかが見えてきます。
ただし、新しい記事で表示回数が少ないから不要、と即断することもできません。公開後の期間や登録状況などを分けて確認する必要があります。カテゴリーを変えた直後の順位だけを見て、成功・失敗を判断しないでください。
整理の目的は記事を減らすことではなく、同じ読者へ必要な情報を届けやすくすることです。 ブログ全体の見直しは、SEOに強いブログのサイト設計で詳しく扱っています。
WordPressでカテゴリーを設定・整理する手順
分類表ができたら、WordPressへ反映します。ここでは、サーバーへ設置するWordPressの一般的な管理画面を前提に説明します。テーマやプラグインによって、項目名や表示位置が多少異なることがあります。
既存ブログで変更する場合は、復元できるバックアップを確保し、変更前のカテゴリー名、スラッグ、親子関係、記事の所属を記録してから進めてください。

1. 最初に、変わるURLがないかを確認する
管理画面の「設定→パーマリンク」を開き、現在の投稿URLの構造を確認します。ここでは設定を変更せず、見るだけです。
構造に %category% が入っている場合、カテゴリーの付け替え、スラッグや親子関係の変更が、記事URLにも影響する可能性があります。複数所属の場合などもあるため、対象記事の変更前後のURLを実際に比べる必要があります。
カテゴリーを含まない投稿URLなら、標準的な構成では所属カテゴリーだけを変えても記事URLは変わりません。ただし、カテゴリー一覧ページのURLは別です。そちらのスラッグや親子関係を変えると、一覧ページのURLに影響します。
「記事URLが変わらないから、URL確認は全部不要」とは考えないでください。メニューや別の記事から、そのカテゴリー一覧へリンクしていることもあります。構造の仕組みはWordPress公式のパーマリンク解説で確認できます。
URLを恒久的に移す必要がある場合は、旧URLと対応する新URLの一覧を作り、適切な転送を準備します。Googleは恒久的な移転に301や308などのリダイレクトを案内しています。関係のないトップページへまとめて飛ばすのではなく、元の内容に対応する移転先を選びます。Google公式のリダイレクト解説
ここが分からなければ、スラッグや階層の変更をいったん保留し、表示名の改善から考えても構いません。今回の分類作業のために、パーマリンク全体を変更する必要はありません。
2. カテゴリー名・スラッグ・親を設定する
「投稿→カテゴリー」で、必要なカテゴリーを作成・編集します。名称は読者に見せる名前、スラッグはURLに使う文字列、親カテゴリーは階層を作るときの所属先です。
新しく作る場合は、内容が分かり、後から頻繁に変えなくて済む名前とスラッグを選びます。日本語の表示名と、URLのスラッグを同じ文字列にする必要はありません。
既存の表示名を分かりやすく変えたいだけなら、スラッグまで一緒に変更しないよう注意してください。「名前を直す」と「URLを変える」は別の操作として確認します。
説明欄には、どんな読者がどのような記事を読めるカテゴリーかを書けます。ただし、説明文が公開画面に表示されるかはテーマ次第です。入力しただけで読者への案内が完成したと思わず、後で実際の一覧ページを開きます。
3. 記事のカテゴリーを付け替える
対象記事の編集画面でカテゴリー欄を開き、移動先へチェックを付け、不要な所属を外して保存します。最初は一記事で、保存後の表示とURLを確認してから残りへ進めると、設定の違いに気づきやすくなります。
複数記事を一括で扱う場合も、「追加したので移動できた」と思い込まないことです。操作によっては元の所属が残ります。整理後にカテゴリーで絞り込み、残った記事と移動先の記事を確認してください。
未指定の記事には既定のカテゴリーが付きます。既定を変更する場所は「設定→投稿設定」です。自分が新記事を入れ忘れた場合に何が付くかも、WordPress公式の投稿設定の説明と合わせて確認しておきましょう。
親と子の両方に毎回チェックしなければ、親の一覧へ出ないというわけでもありません。標準では子の記事も親の一覧に含まれます。実際のテーマの表示を確認し、同じ記事に不要な所属を増やさない運用を決めてください。
4. 不要なカテゴリーは、所属と案内先を確認してから削除する
カテゴリーを削除しても、その中の記事自体が削除されるわけではありません。ただし、削除したカテゴリーだけに所属していた投稿は、既定のカテゴリーへ割り当てられます。WordPress公式のカテゴリー管理の説明
だからこそ、先に移動先を決め、記事を付け替えてから整理する順番にします。カテゴリーを消してから未分類の記事を拾い直すより、どの記事がどこへ行ったのか確認しやすいからです。
また、記事が残ることと、古いカテゴリーURLが使えることは別です。削除対象の一覧へ向いたメニューや本文リンクがあれば修正します。URLを統合する場合は、前の手順で用意した移転先と転送も確認してください。
この段階で、記事本文の削除や全面的な書き直しまで同時にする必要はありません。分類の変更を終えてから、別の編集作業として判断した方が、何を変えたかを追いやすくなります。
5. 読者としてカテゴリー一覧を開いて仕上げる
管理画面の件数だけで作業を終わらせず、スマホでもカテゴリー一覧を開きます。名前から期待した記事が並んでいるか、子カテゴリーへ進めるか、記事を読んだ後に関連情報を探せるかを見てください。
メニューやパンくずの表示も確認します。複数所属やテーマの設定によって、想定とは違うカテゴリー名が表示されることがあります。入口の名前と実際の到着先が揃っているかが大事です。
「何から読めばよいか」が分かりにくければ、テーマが対応する説明欄や案内部分から、最初に読むまとめ記事へつなぐ方法があります。単に一覧を増やすより、読む順番を案内した方が解決する問題もあります。
Googleも、分かりやすいサイト構造と、関連するページから重要なページへのリンクを勧めています。これは特定のカテゴリー数を指定する話ではありません。読者がたどれる入口とつながりを作る、という方向で考えてください。Google公式のサイトリンクに関する説明
AIには分類案と迷う理由を出してもらい、採用は自分で決める
記事タイトルの整理や分類案を作る作業は、AIとの相性が良い部分です。ただ「このブログのカテゴリーを考えて」だけでは、あなたの読者に合わない一般的な分類が出てきます。
渡す材料は、ブログの目的、ターゲット、記事タイトルと結論、今あるカテゴリー、そして扱わない範囲です。新しいカテゴリー名だけを求めるのではなく、分類に迷う記事とその理由も出してもらいます。
たとえば、次のように伝えます。
夫婦で綺麗で快適なキャンプを楽しみたい人向けのブログです。以下の記事一覧について、読者が探しやすいカテゴリー案を考えてください。各記事の中心の結論を基準に振り分け、各カテゴリーに入れる内容・入れない内容を説明してください。迷う記事は無理に振り分けず、判断に必要な情報を質問してください。既存のURLや記事本文は変更せず、分類案だけ出してください。
出てきた案は、実際に記事を入れながら確認します。「夫婦」という単語のある記事がすべて同じ場所に寄っていないか。「おすすめ」という曖昧なカテゴリーでまとめていないか。読者が違うテーマまで追加されていないかを見ます。
タイトルだけで判断できない記事について、AIがもっともらしい結論を作っていたら採用しないでください。元の本文を確認し、材料を追加してやり直します。AIに分類させることと、分類の正しさまで任せることは別です。
そもそも誰向けに何を書くブログかが曖昧なら、無料のAIブログ収益化設計GPTで、ジャンル・ターゲット・カテゴリー・初期記事のつながりから整理できます。カテゴリー名だけをきれいにするのではなく、記事を増やしても方向がずれない土台を作るために使ってください。
まとめ|最初は少数で始め、読者の探し方に合わせて育てる
カテゴリー分けで迷ったら、個数の正解を探す前に、読者が何を探すのかへ戻ってください。
まず記事タイトルと読後にできる判断を並べ、同じ目的のものをまとめる。各カテゴリーに入れる内容・入れない内容を決め、必要になった部分だけ子カテゴリーへ分ける。これが、記事が増えても迷いにくい分類の作り方です。
今日着手するなら、次の順番で進めてみてください。
- 分類に困っている記事のタイトルと、中心の結論を並べる。
- 同じ読者が探すまとまりを作り、カテゴリーの境界を一文で書く。
- 維持する・分ける・まとめる・保留するを判断する。
- 既存記事とカテゴリー一覧のURLへの影響を確認する。
- WordPressへ少しずつ反映し、最後にスマホで実際の入口をたどる。
カテゴリーを整えるのは、検索順位を動かすための裏技ではありません。書いた記事を、必要としている読者に見つけてもらうための作業です。
名前がきれいに並んだところで終わらせず、「この記事を探している人が、ここを開く理由はあるか」まで確かめてください。そこまでできれば、次の記事の置き場所も、ブログに足りない情報も、ずっと判断しやすくなります。