料理なら書ける。
旅行の体験もある。
仕事の話も書けるし、最近買った家電も紹介できる。
それなら、全部を一つのブログへ入れればネタ切れしない。
残念ですが、その発想は書き手にしかメリットがありません。
ブログで収益を出すには、読んでくれる人が必要です。そして、商品を買ったり、サービスへ申し込んだりするのも人です。
「自分が何を書けるか」しか考えず、その人を完全に無視した雑記ブログは、収益化のためのブログではありません。ただの趣味です。
趣味として楽しむなら、もちろん何を書いても構いません。
ただ、月1万円でも5万円でも、ブログから収益を得たいなら話は別です。
私は14年間、ブログでご飯を食べています。相談者のブログも数多く見てきましたが、何のブログか説明できないほどテーマを詰め込んだ雑記ブログは、ほぼ失敗しています。
記事が足りないからではありません。
記事を書く前に、読者を決めていないからです。

この記事では、雑記ブログで収益化するのが難しい理由を、かなりはっきりお伝えします。
そのうえで、どこまでなら適切な幅なのか、すでに作った雑記ブログをどう立て直すのかまで具体的に解説します。
結論|何でも書く雑記ブログの収益化は、ほぼ無理です
最初に結論を言います。
全く関連性のないテーマを、思いつくまま入れる雑記ブログで収益化するのは、ほぼ無理です。
「絶対に不可能」とまでは言いません。
たとえば芸能人や著名人のように、書いている内容ではなく「その人が書いた」という理由で読まれる場合はあります。
今日は料理、明日は旅行、次は家族の話でも、著者本人に興味を持つ読者がついてきます。
しかし、これから無名の個人としてブログを始める人に、その状態がいきなり起こることはほぼありません。
読者は、あなたの日常を追いかけるために検索しているわけではないからです。
雑記ブログが稼げないのは、専門性以前に読者が見えないから
テーマがバラバラだと、どんな読者へ向けたブログなのか分からなくなります。
料理の記事を読みに来た人に、次は転職の記事を見てほしいのか。
子育ての記事を読みに来た人に、最新スマホを紹介したいのか。
キャンプの記事から、投資商品の申込みへ進んでもらいたいのか。
書き手の頭の中では、すべて「自分が書けること」でつながっています。
でも、読者の中ではつながっていません。
読者が次に何を読み、どの商品を必要とするのか分からなければ、収益が発生する導線も作れません。
Googleも、想定読者とサイトの主要テーマを確認項目にしている
これは私の感覚だけの話ではありません。
Google検索セントラルの公式資料では、ユーザーを第一に考えたコンテンツかどうかを確認する項目として、次のような視点が示されています。
- 想定している特定のユーザー層がいるか
- 実体験や深い知識が示されているか
- サイトに主要な目的やテーマがあるか
- 読み終わったユーザーが十分な情報を得られるか
つまり、一次情報があるだけでは足りません。
誰へ、何のために届ける一次情報なのか。
ここまで決まって、初めて収益化できるブログの材料になります。
「これなら書ける」は良い。でも、そこで止まると失敗する
AI時代の今、自分の体験を書けるジャンルを選ぶこと自体は、とても良い考えです。
誰でもAIで一般論を作れるようになり、ネット上の情報量はとんでもない速度で増えています。
その中で、本人が体験したこと、失敗したこと、比較したこと、感じたことは強い差別化になります。
だから私は、ブログジャンルを決めるときに、仕事、趣味、家族構成、これまでの歩みまで聞きます。
問題は、その次です。
一次情報は「入れればよい」ものではない
「料理を作った経験がある」
「旅行へ行った経験がある」
「転職した経験がある」
どれも一次情報です。
だからといって、それらを同じブログへ入れれば強くなるわけではありません。
一次情報は、ブログの判断材料です。雑記ブログを正当化する免許証ではありません。
どの経験なら需要があるか。
どの読者の悩みを深く理解できるか。
どの商品やサービスなら自然に紹介できるか。
ここまで見て、一つのブログとして成立する経験を選びます。
「書けること」から「読者が必要とすること」へ変換する
自分の経験を使う場合でも、スタート地点は読者です。
たとえば夫婦でキャンプへ行った経験があるなら、キャンプで起きたことを何でも書くのではありません。
女性目線のきれいで快適なキャンプ、夫婦での過ごし方、旦那さんとのキャンプ観の違いなど、同じ読者が続けて読みたくなる方向へまとめます。
これが、実際に制作した「きれいめキャンプブログ」の考え方です。
経験は同じでも、読者を決めるだけで、ただの日記から役立つ専門ブログへ変わります。
AI時代のブログジャンル選定でも、経験、収益性、競合との距離をどう組み合わせるか詳しく解説しています。
雑記ブログと、適切に幅を持たせたブログは別物です
ここまで読むと、「一つのテーマ以外を書いたらダメなのか」と感じるかもしれません。
そうではありません。
問題なのは記事の種類が複数あることではなく、同じ読者が必要としないテーマまで混ざっていることです。

何でも雑記ブログ|書き手以外に共通点がない
料理、旅行、転職、家電、子育て、投資。
これらが「自分なら書ける」という理由だけで並んでいる状態です。
記事同士を内部リンクでつなぎにくく、ブログを読んだ人へ次の記事を提案できません。
紹介する商品も毎回変わるため、収益の柱も育ちにくくなります。
これは収益化を目指すブログとしてはおすすめしません。
適切に幅のあるブログ|一つの経験領域に収まっている
趣味ブログ、仕事ブログ、子育てブログなど、一つの経験領域へ収まっているブログです。
キャンプ用品だけでなく、夫婦キャンプ、キャンプ飯、収納方法を書いても、同じキャンプ好きが読む可能性があります。
50代男性向け美容なら、スキンケアだけでなく、薄毛、体形、服装を扱っても「おじさんに見られたくない男性」という読者でつながります。
記事テーマには幅がありますが、読者と目的は一つです。
私はこの状態を、収益化できるブログとして十分成立すると考えています。
完全特化ブログ|一つの悩みや商品へ深く絞る
一つの悩み、一つの商品群、一つの利用場面まで深く絞るブログです。
専門性や収益導線を作りやすい一方、絞りすぎると記事を広げられなかったり、検索需要が小さすぎたりすることがあります。
特化すればするほど良いわけでもありません。
狭くしすぎず、広くしすぎず、読者が必要とする範囲を決めることが大切です。
書きたいことが複数あるなら、ブログを分ける
趣味、仕事、子育てのすべてを書きたいなら、一つへ詰め込む必要はありません。
趣味ブログ、仕事ブログ、子育てブログとして分ければ、それぞれの専門性を保てます。
管理するブログが増えるため、更新や保守の手間は増えます。
それでも、何のブログか分からない一つの大きな雑記ブログより、読者にも検索エンジンにも役割が伝わりやすく、収益化はしやすくなります。
最初から3つ同時に始める必要はありません。まず一番勝ち筋があるブログを育て、その後に別の経験をブログ化すれば十分です。
目標収益によって、必要な絞り方は変わる
ブログのジャンルをどこまで絞るかは、目標金額によっても変わります。
月1万円を目指すブログと、月30万円を目指すブログは、最初から同じ設計にはなりません。

月1万円から5万円なら、経験を絞ったブログでも十分狙える
自分の趣味や仕事など、経験のある領域を一つ選び、同じ読者へ向けて記事を作る。
この形なら、月1万円から5万円は十分狙えるというのが私の経験です。
趣味で実際に使った商品を紹介したり、過去の自分と同じ悩みを持つ人へ解決方法を伝えたりできます。
特別な経歴がなくても構いません。
読者と同じ境遇だからこそ伝えられる体験は、十分な武器になります。
月10万円以上なら「好き」だけでは設計できない
月10万円以上、さらに20万円、30万円と狙うなら、好きなことを書くだけでは厳しくなります。
- 市場に十分な需要があるか
- 報酬額の高い商品を自然に紹介できるか
- 月何件の成約が必要か
- その成約数に必要なアクセスを集められるか
- 競合と違う読者を狙えるか
こうした数字と戦略が必要です。
月1万円のブログへ後から記事を増やし、そのまま月30万円にするとは限りません。
目標金額が違えば、作るブログも違います。
目標金額を決めずに雑記ブログを始めると、収益設計が消える
とりあえずブログを作り、書ける記事を増やし、いつか収益が出ればよい。
これは計画ではなく、願望です。
月いくら欲しいのか。そのために、何を何件紹介するのか。どんな読者を集めるのか。
ここから逆算するのが収益化です。
ブログアフィリエイトの始め方でも、WordPressを設置する前に目標、ジャンル、ターゲット、商品を決める理由を解説しています。
雑記ブログを収益化する4つの条件
「雑記ブログ」という名前を使うかどうかより、中身を見てください。
次の4つが揃っていれば、記事テーマに多少の幅があっても収益化は狙えます。
条件1. 読者を一文で説明できる
「いろいろな人に読んでほしい」では弱すぎます。
50代になり、見た目の老化が気になり始めた男性。
夫婦で、きれいで快適なキャンプを楽しみたい女性。
30代から、推しの言葉を理解するため韓国語を学びたい人。
このくらい具体的なら、次に必要な記事と商品を考えられます。
条件2. 全カテゴリが同じ読者の悩みにつながる
カテゴリ名が違っても構いません。
同じ読者が、複数カテゴリを続けて読む理由があるかを見ます。
あるカテゴリだけ完全に別の読者へ向いているなら、そのカテゴリは別ブログへ分ける候補です。
条件3. 紹介する商品と記事がつながっている
アクセスを集めても、読者が必要とする商品がなければ収益にはなりません。
反対に、報酬が高いという理由だけで、ブログと無関係な商品を置いても売れません。
ターゲットが強く欲しいと思う商品を決め、その商品へ自然につながる記事を作ります。
条件4. 読者に次に読んでほしい記事がある
記事を読み終わった人へ、次に何を読んでほしいか説明できるでしょうか。
関連記事が思いつかないなら、記事がブログの目的から離れている可能性があります。
トピックごとに記事をまとめ、内部リンクでつなぐ考え方は、トピッククラスターの作り方も参考になります。
すでに作った雑記ブログを立て直す方法
雑記ブログをすでに作っていても、すぐに捨てる必要はありません。
ただし、アクセスがあるブログと、ほとんどないブログでは直し方が違います。

アクセスがある場合|伸びているジャンルへ少しずつ寄せる
Search Consoleやアクセス解析を確認し、どのテーマの記事が読まれているかを見ます。
たとえば全体の中で、キャンプ記事だけ表示回数とアクセスが伸びているなら、次の記事はキャンプ関連を優先します。
伸びているテーマの記事を追加し、既存の関連記事をリライトし、内部リンクでつなぎます。
関係のない記事を一気に消す必要はありません。
ブログの中心を少しずつ、読者から評価されている方向へ移します。
アクセスがない場合|ジャンル選びからやり直す
どのテーマにもアクセスがなく、表示回数もほとんどない場合は、伸びているテーマへ寄せることができません。
この場合は、今ある記事数へ執着せず、ジャンル、ターゲット、商品からやり直します。
せっかく30記事書いたから。
半年続けたから。
その気持ちは分かります。
でも、読まれていない30記事を守るために、次の半年も失う方がもったいないです。
必要なら既存記事を統合、削除、全面リライトし、新しい設計に合うブログへ変えます。AIを使ったリライト方法を使えば、以前より大幅に短い時間で整理できます。
商品がない場合|アクセスより先に収益の出口を確認する
アクセスがあるテーマでも、紹介できる商品がない場合があります。
そのテーマをさらに伸ばす前に、読者が必要とする商品やサービスがあるか確認してください。
商品がなければ、別の収益方法を考えるか、近いテーマまで範囲を調整します。
アクセスだけ増えても、収益の出口がなければ「読まれる趣味ブログ」で止まります。
設計を自分だけで決められない場合
自分の経験は、自分では当たり前すぎて価値が見えないことがあります。
逆に、好きなテーマには思い入れがあるため、需要や収益性を冷静に見にくいこともあります。
公開しているAIブログ収益化設計GPTでは、仕事、趣味、経験から、収益化しやすく、なおかつ適切に絞ったブログ案を整理できます。
何でも書く雑記ブログを作る前に、一度「どの経験を、誰へ向けてブログにするか」を確認してみてください。
雑記ゴルフブログを絞ったら、アクセスが6倍になった事例
私が指導した方に、趣味のゴルフブログを運営している方がいました。
ゴルフについて書けることを、何でも書いている状態です。
記事はある。でも、ブログとして何を強みにするのかが決まっていませんでした。
そこでアクセスを確認すると、女子プロ関連の記事へアクセスが集中していました。
ブログ全体をいきなり作り直すのではなく、女子プロ関連の記事を増やし、そのテーマへ少しずつ舵を切りました。

アクセスは6倍、ゼロだった収益も継続的に発生
方向を絞った結果、ブログのアクセスは約6倍になりました。
それまでほとんどなかった収益も、継続的に発生するようになりました。
記事を書く力が突然6倍になったわけではありません。
作業時間を6倍に増やしたわけでもありません。
何でも書くのをやめ、読者が反応しているテーマへ集中しただけです。
雑記ブログの中に、正解の種があることも多い
すでにアクセスがある雑記ブログなら、全部が失敗とは限りません。
複数テーマの中に、読者が求めている一つのテーマが隠れていることがあります。
だから、感覚だけで「このテーマが好きだから」と決めるのではなく、実際の表示回数、アクセス、収益を見ます。
数字が示している正解の種を見つけ、それをブログの中心へ育てます。
AIで記事を増やす前に、増やすテーマを決める
今はAIを使えば、雑記ブログの記事を毎日でも増やせます。
料理、旅行、仕事、家電。どのテーマでも、それらしい記事は簡単に作れます。
だからこそ危険です。
方向が間違っているのに、以前より速く記事を増やせてしまいます。
AIがある今、大事なのは「何記事作れるか」ではありません。
どのテーマの記事を増やせば、ブログが強くなり、収益へ近づくのか。
その判断を人間が持つ必要があります。
まとめ|雑記ブログは、書けることの保管庫ではありません
雑記ブログで収益化したいなら、記事を書く前に次の点を確認してください。
- 読者を一文で説明できるか
- 全カテゴリが同じ読者の悩みにつながっているか
- 紹介する商品と記事がつながっているか
- 読者に次に読んでほしい記事があるか
- 目標金額からブログの規模を逆算しているか
「これなら書ける」を見つけたところまでは、間違っていません。
AI時代に一次情報を書けることは、大きな強みです。
ただし、それを何でも一つのブログへ詰め込んだ瞬間、読者の姿が消えます。
雑記ブログは、書けることの保管庫ではありません。
読者が必要とする経験を選び、同じ人へ届く形にまとめる場所です。
月1万円から5万円なら、趣味や仕事の経験を一つへ絞ったブログでも十分に狙えます。
月10万円以上を目指すなら、最初からジャンル、ターゲット、商品、必要成約数まで設計してください。
すでにアクセスがある雑記ブログなら、伸びているテーマへ寄せる。
アクセスがないなら、記事数に執着せず、ジャンル選びからやり直す。
この判断ができれば、雑記ブログはまだ立て直せます。
自分の経験から、どのテーマを選び、どこまで絞ればよいか整理したい方は、AIブログ収益化設計GPTを無料で受け取れます。
また、ジャンルとターゲットの決定から、WordPress構築、デザイン、初期20記事、収益記事、読者導線まで完成したブログを作ってほしい方には、AIブログ収益化フルプロデュースを用意しています。
コンサルをして「後は自分で作ってください」と終わるサービスではありません。
14年間ブログでご飯を食べてきた私が、あなたの経験と目標金額から成果を狙うブログを設計し、実際に形にしてお渡しします。